1963年、待ちに待たれた2代目スカイラインが発表されました。
走行距離4万kmあるいは2年間保証の封印エンジンや
3万kmあるいは1年間グリス・アップ不要のシャシーなど、
メンテナンスフリーをウリモノにしたこのモデルは、
まさしく「速い自家用車」の到来を先駆的に予知するクルマでありました。
翌64年、スカイラインGTが登場します。
この年おこなわれた第2回日本グランプリに出場したスカイラインGTは、
並み居る名門スポーツカーを尻目に圧倒的な好成績を収め
「羊の皮を着た狼」という愛称をさずかることとなりました。
この活躍ぶりは、ホームユーザーにも広くアピールする要因となり、
「スカイラインGTに乗りたい」という欲求が高騰。
その根強い人気にこたえるべく、65年には、スカイライン2000GTが発表され、
多くのファンの溜飲が下がったのでした。
そして、世界が大きな転換期を迎えていた60年代から半ばから後半にかけて、
日本は好景気の真っ只中へと突入していきます。
映画には、最先端のクルマやスポーツカーがかならず登場するようになり、
大衆の自動車購買欲をあおっていきました。
やがて一斉にアメリカナイズされていった日本の家庭においては、
一家に一台自家用車を持つことがあたりまえとなり、
そんな時代の風潮のなかで、スカイラインのラインナップも
ファミリーを視野に入れた新しいイメージ戦略を生み出していくのです。
それはまさしく、その後90年代のバブル絶頂期までつづく
スカイラインのセールスモデルの完成を意味していました。
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