時代が平成に突入すると、スカイラインはツーリングカーとしての本流を意識するようになります。
1987年には、最先端モデルのGTS-Rをキャンペーンモデル的に利用し、
ツーリングカー・レースに本格参戦。
1989年(平成元年)には、見事その年のシリーズ・チャンピオンを獲得するにいたりました。
1993年には、すべてのクルマに3ナンバーボディが与えられた9代目スカイラインが登場。
快適な車内設計をとことんまで追及した
「卓越した走りの本流グランドツーリングカー」をコンセプトに、
若い世代から退役世代まで、幅広い支持を獲得することに成功しました。
しかし、すでにこのとき、時代はバブル景気の回収を余儀なくされる
“後始末期”へと入り込んでいました。
ニューモデルの飛躍的な高性能化とは裏腹に、
一世帯における自動車購買率は、年を追うごとに下降傾向をたどり、
だれもが新しい車にやすやすと手を出さなくなっていました。
これ以上のバブル的成長を続けることが難しくなってきた自動車業界は、
ここへ来て伝統への回帰へと一斉に向かうことになります。
スカイラインも例外ではなく、1998年には、R34を発表。
それまでのツーリングカー路線から、
スカイラインの基本であった「速いクルマ」としての本流に戻りつき、
ホイールベースを短縮したスマートなボディにNEOストレート6を搭載したこのモデルは、
10代目の区切りを迎えるにふさわしいストレートな強さを感じさせてくれました。
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